30代からできるaga治療とは

30代になってから髪が薄くなる、いわゆるAGAのことが気になり始める人は少なくありません。AGAの治療のポイントは気づいたときに少しでも早く取り掛かることが大切、その時期が早いほど改善する可能性は高まります。

30代からでも間に合う、AGA治療法の中で効果が高かったものをピックアップし、手軽に行える方法を中心にまとめてみました。


30代からすぐにできるAGA対策には育毛剤の使用が最もおすすめ

30代からAGAを本格的に治していくためには、育毛剤での頭皮ケアが最もおすすめされますが、その理由は3つあります。第一のメリットはコスパが良いことです。AGAと言えばクリニックで外科的な治療をするイメージを思い浮かべる人も多いと思いますが、その治療費はほぼ自費診療になります。

その負担額は少なくても万単位、より充実した治療のためには数十から数百程度かかる場合もあります。しかしそれは30代のお財布事情には、あまりにも非現実的です。その点、育毛剤治療に必要なのは商品金額のみなので、大変手軽です。

また第二のメリットは生活の動線でできる手軽さです。クリニックでの治療には通院や診察などの時間が必要ですが、仕事が最も忙しくなる30代にとって金銭のみならず時間的な余裕を確保するのも難しいです。しかし育毛剤の治療法では洗髪後にお手入れするだけなので簡単に続けられます。

多くの人はほぼ毎日のようにお風呂に入り、その都度シャンプーをしますので、そのついでにできるお手入れ方法は日常の一コマにプラスオンするだけなので、とても手軽です。そして3番目のメリットは副作用が少ないことです。

市販や通販などで販売されている多くの育毛剤は、配合成分や生産過程においてまで、日本国内で厳しい審査基準をクリアして製造されているため安全性が高いとされています。また製剤を付ける範囲が頭皮だけなので、他の部分に与える影響がきわめて少ないというのが、副作用の少なさにもつながっています。

髪を切ってイメチェンしながら地肌も隠せてさらに予防効果にも期待

もう1つすぐにできる方法が、ヘアスタイルを変えることです。AGAが気になり地肌の部分が目立ち始めてくると、その部分を隠したいという心理が働きます。そのため30代以降になると短髪にする人が増えてきます。中でもツーブロックやソフトモヒカンスタイルはとてもおすすめな髪形です。

サイド部分を短く刈り上げて縦長のスタイルを作ると、対比してペタンコになりやすい頭頂部の髪の薄さが目立ちにくくなります。またアレンジの幅も広く、様々なファッションに合わせたスタイルが作りやすいのも利点です。

そしてヘアカットには実はもう1つのメリットがあります。それは薄毛の進行を予防する効果が期待できる点です。短髪スタイルを維持するにはこまめにカットする必要があり、そのたびに地肌の状態を把握しやすくなります。

また髪の重さで下方向に加わる頭皮への負荷も軽減されるため、AGAの大敵である頭皮の血流不足にもなりにくいです。さらに、シャンプーも楽になるので汚れ落ちしやすくなり、頭皮の清潔を保ちやすくなります。

AGA治療は体の内側からも血行促進が必要、有酸素運動で血流アップ

薄毛対策は頭皮からのアプローチだけでなく、体内から根本的に抜け毛体質を改善していくことも大変重要です。そのためには全身の血流をよくすること、その手段として特に有効と言われているものの1つが有酸素運動です。

過去に運動部に入っていた人であればその運動を再開するのももちろんですが、忙しい生活の中でも手軽にできるジョギングや水泳、スポーツジムなどの他、ウォーキングといった生活の動線でできるものなどでも構いません。

こうした運動には、抜け毛予防のための3つのメリットがあります。まず第一に全身の血行が良くなること、これは頭皮の血行促進にもつながり、AGAの大きな原因となる頭皮環境を改善させる力となります。次に自律神経の働きが整うこと、自律神経はホルモンバランスにも影響を与え、髪を育てる女性ホルモンを活性化し薄毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑えます。

そして体を動かすことは精神安定にも貢献し、薄毛の原因であるストレスの解消にもなります。このように、有酸素運動にはたくさんのメリットがありますが、まずは自分のできる範囲から始め、なるべく継続し習慣にしていきましょう。

髪を生やすサポートをする4つの栄養成分を積極的に摂ろう

AGA体質の改善のためには、食生活の見直しも大きく関係してきます。髪のお悩みを抱えている人の食事内容には共通点があり、脂っこいものを好む、炭水化物に偏りすぎる、糖分やアルコールなどの嗜好品を摂りすぎるといった、いわゆる不健康な内容です。

こうした食品を習慣的に毎日摂ってしまうと頭皮の栄養吸収のバランスが崩れ、皮脂が過剰分泌されたりするため薄毛になりやすい環境を作り出してしまいます。髪が生えてくるサポートをする4つの栄養素とはたんぱく質、ミネラル、ビタミン類、大豆イソフラボンですが、これらの成分を積極的に摂っていきましょう。

たんぱく質は毛髪の主成分となっているため、育毛には最も必要な栄養素で、魚介類や脂肪の少ない赤み肉や鶏ささみに多く含まれます。またたんぱく質の栄養吸収をサポートする成分がミネラルやビタミン、これらの成分はレバーや海藻類、緑黄色野菜、果物といった現代人に不足しがちな食品に豊富に含まれています。

さらに女性ホルモンに似た働きをすると注目の大豆イソフラボンにはAGAを誘発する男性ホルモンの働きを抑えます。豆腐やみそなどの大豆加工品に多く含まれます。毎日の食事の中に、これらの食品をできるだけ取り入れていきましょう。

症状が進んでしまったら投薬治療も検討を

上記に挙げた生活の中で行える治療法でもなかなか改善が見えない場合は、思い切って投薬治療も視野に入れてみましょう。AGAの治療薬には飲み薬または塗り薬が使われていますが、いずれの薬も国内の厳しい臨床試験をくぐり抜け、一定の効果が実証されたものです。

入手するにはAGAクリニックでの処方の他、ネット通販での購入が可能です。ただし通販で買う場合には偽物が混ざっているなどのリスクもあるため、初めての場合は医師の診察の元できちんと処方してもらう方が安全です。

1つ注意点を挙げれば、治療薬には副作用の事例があったものも少なくありません。そのため事前に医師としっかり話し合って納得した上で使用すること、万が一異常が表れたらすぐに使用中止すること、そして用法と用量を必ず守る点を気を付けましょう。

ある程度進んでしまったAGAに対しては投薬治療には高い効果が期待できるのも事実です。

参照(名古屋中央クリニック - 薄毛名古屋